作品展のきろく

この夏のはじめごろ、お洋服をテーマにした展示会を開催しました。

タイトルは

“DoDo Exhibition@PLUS SPOT

Closet -summer-夏のクローゼット”

イメージは、

南フランスの田舎に暮らすナチュラルな女性のクローゼット

PLUS SPOTの空間を初めて見た時、この場所で展示をする!という直感!それは展示したいと思い描いていたイメージが現れたような感覚でした。

いつもは帽子の展示をメインにしていますが、今回はお洋服をメインに、自然染めの美しい色で彩るイメージ。

お洋服をメインにするのは初の試みでした。

服の展開が動き出した理由

DoDoは帽子をつくるアトリエです。服は、私自身の服やオーダーいただいた服だけを作っていました。

自分が心地よく暮らすために作り、着ているうちに、このオーガニックヘンプの生地で作った、この着心地のよい服をいろんな方にも着てほしい…という気持ちが膨らみました。

コロナ禍で制作に没頭する時間が増えたことをきっかけに、

デザインや染めを考え制作に取り掛かりました。

ラフだけど、オシャレでもあり、動きやすく、着やすいカタチ、

普段から着たくなって、そのままお出かけもできる服、

丈夫で長く愛用できる服、

草木一色に染めた服、

切替で色遊びをした服、

刷毛で遊び心を描くように染めた服、

お花畑の彩りをイメージして染めた服、

自然の色から染めた

美しいオーガニックな布たち

がカタチになり

こころ踊るお洋服たちが

できました

PLUS SPOTでの展示

この空間と作品たち

想像以上にすてきなコラボレーションが生まれました。

PLUS SPOTの空間と什器、小物、植物たち…絶妙なチョイスと味つけ、すてきな空間ディスプレイ

アンティークな素敵な雰囲気の中に、

自然染め布のお洋服や帽子、アクセサリーが並びました。

当日は、たくさんの方が足を運んでくださいました。

「わぁ、すてき、元からここにあるお店みたい」

と、作品たちをあれこれ見て、

小さいお店には、試着を待ってくださる方が溢れるほどでした。

試着いただき、具合を確かめます。

「裾があと少し長いほうがいいかな?」「袖丈は?…」「衿ぐりは?…」

鏡を前に、メジャーで示しながら丈を決め、それから色も

「こんな色にしてほしい…」という希望を聞きながら、しっくりくる着地点をみつける。

このときに、その方の好みや似合うタイプの形や色、全体の雰囲気を把握します。

このイメージ把握が、制作する時にふわぁっと降りてきて、その方のために服ができていく…

そうすると、魔法のようにその方に似合う服になっている。

着る人の最適に合わせる微調節

同じ服でも

袖を通す人によって

それぞれ見え方は違って

同じ服にはならないし、

人それぞれ、

いい丈感や色の好みは様々。

服は着る人が袖を通し、

その方らしい着こなしで

完成するのだと実感した。

結果、ご注文頂いた9割が、そのままのサイズや色ではなく、セミオーダーでの制作となりました。

今まで、帽子ではオーダーメイドがとても多かったし、

人それぞれ違うのはすごく実感していたけれど、

お洋服の場合もこんなに人それぞれなのか…と

着る人のために丁寧に合わせる

というこだわりの大切さを感じた。

服は、デザインごとに型紙をつくる。

一つ一つ、サイズを変えることは、

毎回パターン修正が必要だということ。

明らかに、小さなアトリエでしかできないことだ、と感じた。

わたしは、ただ、この布の服に袖を通して過ごし、喜んび、てきるものなら満足していただきたい。その為に手間暇を惜しまず服をつくる。

袖を通す一人一人が最適な着心地になることは、

わたしがお洋服づくりをする意味で、とても大切なんだと再確認できた。

喜んでいただけた要因

今回の展示で、本当にたくさんの方に有難くご注文をいただきました。

大きく2点が要因にあると思います。

一つは、前述のとおり

自分用にあわせたオーダーができること

もう一つは、

高すぎないころ合いのよい価格。

普段でも着てほしいし、はじめてヘンプを手にする方にも、袖を通して体感してほしい。

ヘンプ生地は、とても上質で仕入れにかかる費用も大きいし、天然染料を手染めする作業から縫製に至るまで、手間暇も大きい。

“わたしの手一つだから出来得るギリギリの作製費用”と

“買いやすい価格”を天秤にかけ、

“丁度良いころ合い”とした。

展示会を終えたて✑

DoDoは自然染帽子のアトリエです。

服屋さんではありません。

だから、たくさんは作れないけれど、

意味のあることならしたい。

導かれるように、もうしばらくはお洋服も作ると思う。

わたしひとりのカラダでどれだけ出来るかは分からないけれど、

喜んでいただける方に届けば嬉しい。

✑ さいごに✑ありがとうෆ

ෆ作品展にお越しいただきました皆さま ありがとうෆ

ෆ丁寧に選んでくださった皆さま ありがとうෆ

ෆ行けないけれど…とメッセージくださった皆さま ありがとうෆ

ෆ気にかけてくださった皆さま ありがとうෆ

ෆすてきな空間や様々なお気遣いと優しさを提供してくださった

PLUS SPOTさん ありがとうෆ︎☺︎ෆ

今後

どんなカタチになるか…

この場所で展示できる時が

楽しみෆ︎☺︎ෆ

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